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2026-07-16Sync Journal

もう一度、『破』を観たくなる。新作一番くじにシンジ、レイ、アスカ、カヲルが登場

「綾波を、返せ」から17年。『ヱヴァ:破』の記憶を立体化する一番くじが登場。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』をテーマにした新作一番くじが、2026年12月に発売される。

ラインナップの中心となるのは、A賞「碇シンジ&綾波レイ フィギュア」。

再現されるのは、『破』のクライマックス。第10の使徒に取り込まれたレイを、シンジが自らの意思で救い出そうとする、あの場面だ。

「綾波を、返せ」

『破』を観た人なら、その言葉とともに、赤く染まった画面や膨大な光、世界の形さえ変えてしまいそうなシンジの強い意志を思い出すのではないだろうか。

公開から17年が経った今、その瞬間がフィギュアとして立体化される。

『破』は、シンジが初めて自分で選んだ物語だった

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』が劇場公開されたのは、2009年。

前作『序』がテレビシリーズの物語を比較的丁寧になぞっていたのに対し、『破』では新キャラクターの真希波・マリ・イラストリアスが登場し、アスカの設定も大きく変更された。

物語は、誰も知らない方向へと進み始める。

その変化を象徴していたのが、終盤のシンジだった。

それまでのシンジは、父親に呼ばれ、周囲に求められ、半ば流されるようにエヴァへ乗ってきた。

しかし、レイを救う場面では違う。

世界がどうなるのか。ミサトやリツコが何を叫んでいるのか。自分が何を失うのか。

そうしたすべてを振り切り、シンジは自分の意思でレイに手を伸ばした。

正しい選択だったのかは分からない。

実際、その行動はやがて大きな災厄へとつながっていく。

それでも、あの瞬間のシンジは、誰かに命じられたのではなく、自分で選んでいた。

だからこそ、『破』のクライマックスは、単なるロボットアニメの名場面を超えて、長く観客の記憶に残っているのだと思う。

あの場面を「二人のフィギュア」にする意味

今回のA賞は、シンジだけでも、レイだけでもない。

「碇シンジ&綾波レイ フィギュア」として、二人が一つの作品になっている。

これは意外に重要なことかもしれない。

『エヴァンゲリオン』のフィギュアといえば、キャラクター単体の立ち姿や、プラグスーツ姿を造形したものも多い。

しかし今回立体化されるのは、キャラクターの美しさだけではなく、二人の間に生まれた一瞬の関係性だ。

誰かを救いたいと願うシンジと、そんなシンジの手に触れるレイ。

フィギュアでありながら、その前後の物語まで想像させる。

長く商品化されてきた『エヴァ』だからこそ、キャラクター単体ではなく、物語の瞬間そのものを切り取る企画が生まれたともいえる。

アスカとカヲルも、『破』を象徴する姿として登場

B賞には「式波・アスカ・ラングレー フィギュア」、C賞には「渚カヲル フィギュア」がラインナップされる。

アスカは、『破』から本格的に物語へ加わり、シンジやレイとの距離を少しずつ変えていった人物だ。

勝ち気で、自信に満ちているように見えながら、他人との関係には不器用で、誰かと食卓を囲むことさえ彼女にとっては特別な出来事だった。

一方のカヲルは、物語の最後に姿を現し、『破』の高揚を一瞬で別の方向へと反転させる。

シンジがレイを救い、物語が大きなカタルシスへ向かっていたその直後、カヲルはエヴァMark.06で降下する。

「今度こそ君だけは、幸せにしてみせるよ」

その言葉によって、『破』は希望だけでは終わらない。

アスカとカヲルのフィギュアが並ぶことで、今回の一番くじは、単に人気キャラクターを集めただけではなく、『破』という作品全体の記憶を呼び戻すラインナップになっている。

ラストワン賞は、エヴァンゲリオン2号機

最後のくじを引いた人が手にできるラストワン賞は、「エヴァンゲリオン2号機 フィギュア」。

『破』の2号機といえば、時計使徒との戦闘で見せた、空からの鮮烈な登場が印象深い。

赤い機体が空中を舞い、使徒を一気に撃破する。

それまでのエヴァの戦闘とは異なる、アスカの自信と勢いをそのまま形にしたようなシーンだった。

しかし、その後の2号機は、マリによって裏コード「ザ・ビースト」を発動し、機体の限界を超えた戦いへ向かっていく。

華やかな登場と、獣のような暴走。

2号機もまた、『破』という作品が持つ明るさと残酷さの両方を象徴する存在だった。

ラストワン賞に選ばれたのも、単に人気のある機体だからというだけではないのだろう。

くじを引く前に、もう一度『破』を観たくなる

『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズは、2021年公開の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』で完結した。

物語の結末を知った今、『破』を見返すと、公開当時とは違った感情が生まれる。

シンジがレイを救おうとしたこと。

アスカが誰かと一緒に食事をしようとしたこと。

カヲルが「今度こそ」と語ったこと。

当時は希望に見えた場面が、その後の物語を知ることで、切なさや痛みを伴って見えてくる。

今回の一番くじは、新しい商品でありながら、私たちを2009年の記憶へ連れ戻すものでもある。

フィギュアを見てから映画を見返すのか。

映画を見返してから、12月の発売を待つのか。

いずれにしても、あのクライマックスをもう一度確かめたくなる一番くじになりそうだ。

詳細はこちらから

商品情報

一番くじ ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破

発売予定:2026年12月
価格:1回790円(税込)
発売元:BANDAI SPIRITS

等級一覧

A賞:碇シンジ&綾波レイ フィギュア
B賞:式波・アスカ・ラングレー フィギュア
C賞:渚カヲル フィギュア
D賞:未発表
E賞:未発表
F賞:未発表
G賞:未発表
ラストワン賞:エヴァンゲリオン2号機 フィギュア
ダブルチャンスキャンペーン:未発表

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